東京都郊外の住宅地に建つキュービックな住宅。コンクリート打放し仕上げを主体とし、構造躯体を露わしました。袖壁と梁型で構成される構造フレーム(=リブ)により、内部空間は各フロア6つのエリアにゆるやかに領域分けされます。
室内を仕切る壁や扉はなく、空気や視線は通すおおらかな空間性と、各エリアでは容易に手が届くような身体性を同時に獲得しようとしています。
また、バスタブや便器はあたかもインテリアの一部のようにしつらえています。各階にある吹抜けは煙突効果をもたらし、夏季の熱気を最上階のトップライトから排出します。
システマチックに連続するリブ状の構造フレームのみでつくられた構成により、用途を限定しすぎないルーズな空間性を目指すものです。
写真:鳥村鋼一
■住宅 リブハウス 東京都小金井市 2012.12
構造規模 | 鉄筋コンクリート造、地上3階建て |
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敷地面積 | 71.07m2 |
建築面積 | 42.63m2 |
延床面積 | 105.47m2(31.90坪) 1階 34.42m2 2階 34.42m2 3階 36.62m2 |
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